急性心筋梗塞・慢性心不全で障害基礎年金2級を受給できた事例
相談者
大阪府 柏原市 男性(50代・無職)
傷病名:急性心筋梗塞・慢性心不全
受給決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給決定額:年間 約78万円(有期認定1年)・遡り受給額 約104万円(1年3か月分)
相談時の状況
HPを見て電話で問い合わせを頂きました。
自宅で飲酒中に胸に激しい痛みを覚え、救急搬送され、検査の結果、急性心筋梗塞と診断されたそうです。
その後、何度も急性心筋梗塞による救急搬送、入退院を繰り返し、働くことも出来ず不安な生活を送っていたところ、当事務所のHPを発見し、ご相談頂いたとのことでした。
依頼から請求までに行ったこと
初診日がご本人の記憶では不確かであった為、まず初診日の確認のために救急搬送された病院から受診状況等証明書の取り付けを行いました。
しかし、出来上がった受診状況等証明書の内容を確認すると、近所の病院を受診後に救急搬送されたことが判明し、再度、その病院で受診状況等証明書の取り付けを行いました。
次に、初診日から1年半後に通院していた病院と現在通院している病院へ診断書の取り付けを行ったのですが、1年半後に通院していた病院の診断書の内容を確認すると、こちらが指定した初診日から1年半経過時点の診断書ではなく、初診日から1年4か月時点の診断書が作成されていました。
障害年金は遡り請求をする場合、原則として初診日から1年6カ月経過日である障害認定日から3ヶ月以内の診断書が必要であるため、病院へ理由を確認すると、初診日から1年半経過時点では通院はしていたが、精密検査は初診日から1年4か月時点でしか行っておらず、その日の症状でしか記入できないとの回答でした。
丁寧に病院へ説明を行い、検査初見を記入する項目については、検査を行った1年4カ月時点のままで大丈夫なので、その他の検査とは関係ない項目については、1年6カ月経過時点の診察日の内容で記入頂くようお願いし、主治医にもご理解を頂き、無事内容の訂正して頂くことができました。
結果
無事、障害基礎年金2級が1年4か月遡って受給決定し、ご本人様にも大変喜んで頂くことできました。
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