【20歳時点の診断書なし】知的障害で20歳時点へ遡って障害基礎年金2級を受給できた事例
相談者
大阪府 松原市 男性(20代・障害者雇用で就労中)
傷病名:知的障害
受給決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給決定額:年間 約78万円(有期認定5年)・遡り受給額 約364万円(4年8か月分)
相談時の状況
当事務所のホームページをご覧頂き、お母様から電話で問い合わせを頂きました。
息子様に知的障害があり、療育手帳を10代の頃から所持していたそうなのですが、特別支援学校高等部を卒業後、障害者雇用にて約6年間継続勤務できていて収入もあった為、障害年金の受給は無理だと思い、申請はしていなかったそうです。
しかし、「息子の将来が心配」との思いがあり、障害年金の申請を決意し、自分で申請手続きを進めていたそうなのですが、無事受給できるのかという不安が大きく、障害年金専門の当事務所へ相談頂いたとのことでした。
依頼から請求までに行ったこと
診断書の取得まではご自身で進められていた為、診断書内容のチェックから行いました。
診断書を確認したところ、就労状況の欄に決定的な間違えがあり、このままの提出では不支給になる恐れがあった為、すぐに訂正依頼をし、適正な内容へ訂正して頂きました。
当事務所へ相談頂いていなければ、間違えに気付かずそのまま出していた恐れが高かった為、プロの目で診断書をチェックして間違えに気付けたことで、お母様が大変ホッとされていたの印象的でした。
また、この方は現在24歳で、今回の障害年金申請の為の精神科の受診が、知的障害に関しての初めての医療機関の受診であった為、20歳時の診断書を取得することが不可能なケースでした。
20歳時に医療機関を受診しておらず、20歳時の診断書を取得できない場合は、遡っての受給はあきらめて、事後重症請求をするのが通常の障害年金申請の流れなのですが、知的障害の場合は例外規定があります。
知的障害は先天性の障害であり、障害の程度が途中で変化することは基本的にはない障害である為、現在の診断書しか取得できない場合であっても、障害認定日(20歳)時点の障害状態を明らかにすることが出来れば、20歳時点へ遡っての請求が認められる場合があります。
ただ、この申請は非常に難易度が高く、障害年金を専門にしている社労士が申請した場合でも、請求が認められない場合がほとんどです。
当事務所では、過去同様のケースで請求が認めれた事例があり、申請ノウハウを持っていた為、20歳時の障害状態を明らかにするための資料を集め、専用の申立書を作成するなど、遡っての請求が認められるための万全の準備をして、請求手続きを行いました。
結果
無事、20歳時点の診断書がなくても、20歳時点へ4年8か月遡って障害基礎年金2級の受給が認められ、ご本人様とお母様に大変喜んで頂くことができました。
大阪周辺で障害年金のことでお悩みなら、まずはお気軽にご相談ください!
「社会保険労務士事務所 ほほえみ障害年金Labo」は、障害年金に関わる相談者様のお悩みに親身になってご対応させて頂きます。
障害年金は、申請書類の書き方1つで受給額が大きく変わったり、不支給になってしまうケースがあります。
障害年金にお悩みの方、障害年金を受給したいとお考えの方は、是非お電話にて無料の個別相談についてお問合せ下さい。
電話相談:06-7176-3122
メール相談:問い合わせフォーム
無料の個別相談では、しっかりとヒアリングさせて頂きます。
障害年金は、その方の状況により申請方法が大きく変わってきます。
その方の状況に応じた適正なアドバイスをさせて頂く為に、無料の個別相談では、障害年金専門の社労士が相談者様のお話を約30分~1時間かけて、しっかりとヒアリングさせて頂きます。
ご自宅などへの出張相談も可能です。
病気やケガで1人では外出できないという方のために出張相談を行っております。
ご自宅、最寄りの駅や、相談者様が落ち着けるカフェや施設などでも相談を承ります。
もちろんご家族からのご相談も大歓迎です。
電話相談:06-7176-3122
メール相談:問い合わせフォーム
関連記事
クイックタグから関連記事を探す
「精神疾患」の記事一覧
- 頸椎損傷後遺症(肢体障害・てんかん)で障害基礎年金1級を受給できた事例
- 持続性気分障害で障害厚生年金2級を受給できた事例
- 【一般雇用就労時への遡及が決定】自閉症スペクトラム障害・うつ病で障害基礎年金2級を受給できた事例
- 【初診時のカルテなし】うつ病で障害厚生年金2級を受給できた事例
- 【初診の病院廃院・障害者雇用で就労中】統合失調症で障害厚生年金3級を受給できた事例
- 【過去自分で申請し不支給】再請求により知的障害・広汎性発達障害で障害基礎年金2級を受給できた事例
- 【65歳以降請求】統合失調症で障害基礎年金2級を受給できた事例
- 広汎性発達障害・ADHDで障害基礎年金2級を受給できた事例
- うつ病で胃腸科受診時が初診日として認められ障害厚生年金3級を受給できた事例
- 就労継続支援B型で就労中に統合失調症で障害基礎年金2級を受給できた事例
- 【障害者雇用で就労中】統合失調症で障害基礎年金2級を受給できた事例
- うつ病で障害厚生年金3級を受給できた事例
- 脳梗塞による右半身麻痺・てんかんで障害基礎年金2級を受給できた事例
- ADHD・うつ病で障害厚生年金2級を受給できた事例
- 中枢神経原発悪性リンパ腫による高次脳機能障害で障害厚生年金2級を受給できた事例
- 障害者雇用で就労中にてんかんで障害基礎年金2級を受給できた事例
- 自閉スペクトラム症・うつ病で障害厚生年金2級を受給できた事例
- 軽度知的障害・双極性障害で障害基礎年金2級を受給できた事例
- うつ病で障害厚生年金3級を受給できた事例
- 双極性障害で障害基礎年金2級を受給できた事例
- 双極性障害で障害基礎年金2級を受給できた事例
- うつ病で障害基礎年金2級を受給できた事例
- 就労継続支援A型で就労中に双極性障害・気分変調症で障害基礎年金2級を受給できた事例
- 統合失調症・広汎性発達障害・知的障害で障害基礎年金2級を受給できた事例