就労継続支援B型で就労中に統合失調症で障害基礎年金2級を受給できた事例

相談者

大阪市 女性(20代・就労継続支援B型で就労中)

傷病名:統合失調症

受給決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級

受給決定額:年間 約78万円(有期認定4年)・遡り受給額 約241万円(3年1か月分)

相談時の状況

就労継続支援事業所の方からのご紹介で、ご面談させて頂くこととなりました。

中学生の頃、いじめに遭っていたことが原因で、気分が非常に不安定となり、自傷行為を繰り返すようになり、この時は小児科で起立性調節障害で診断を受けるも、しばらくして通院を中断したそうです。

高校卒業後、当時の交際相手の暴言・暴力などがきっかけで精神的に非常に不安定となり、特定の人を見ると不安、緊張、動悸、息切れの症状が出るほか、不眠、幻聴が生じ、職場の人間関係も悪化し、仕事を頻繁に休むようになり、精神科を受診したところ統合失調症との診断を受けたとのことでした。

その後、病状は改善しなかった為、仕事を退職。

一般就労は困難な状態であり、現在は就労継続支援B型事業所で働いているとのことでした。

初めは自分で障害年金の申請をしようとしていたようなのですが、途中で断念してしまい支援員の方に相談し、当事務所を紹介頂いたそうです。

依頼から請求までに行ったこと

ご自身で、初診証明(受診状況等証明書)は取得されていたので、診断書の取得から行いました。

中学生の時が初診日であった為、20歳時点の診断書と現在の診断書の2通をその時受診していた別々の病院へ依頼しました。

現在の日常生活状況をしっかりとまとめた補助資料を添付した上で、診断書依頼を行ったこともあり、ご本人の病状が正確に反映された診断書が出来上がってきました。

日常生活状況についても詳細に病歴・就労状況等申立書にまとめ、請求手続きを行いました。

結果

無事、障害基礎年金2級が3年1か月遡って受給決定し、ご本人様にも大変喜んで頂くことができました。

 

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